17. 薬剤と治療目的について正しい組み合わせはどれか。

11サイトカイン

トラスツズマブ（ハーセプチン、抗HER2抗体）ーーー肺がんアダリムマブ（ヒュミラ；抗TNF-α抗体）ーーー関節リュウマチインターフェロンγ（IFN-γ）ーーー創傷治癒ゲフィチニブ（イレッサ；EGFRチロシンキナーゼ阻害剤）ーーー貧血バシリキシマブ（シムレ…

2011-09-12

16. 増殖因子受容体について正しいのはどれか。

11サイトカイン

細胞外のキナーゼドメインにリガンドが結合する。リガンドの結合により二量体を形成する。 JAKの活性化により自己リン酸化を受ける。腎性貧血はFGF受容体の変異が原因である。 EGF受容体の異常は軟骨形成不全症の原因である。正解b 解説a)キナーゼドメイ…

2011-09-12

15. ケモカインの特徴はどれか。

11サイトカイン

一次構造から３つのファミリーに区別する。炎症を抑制する。内分泌の一種である。Ｇタンパク質共役型受容体のリガンドである。巨大な糖タンパク質複合体である。正解d 解説a)一次構造の特徴的なシステイン残基の配列から４種類に分類される。b 白血球の…

2011-09-12

14. トロンボポエチンにより増殖が見られるのはどれか。

11サイトカイン

赤芽球好中球巨核球マクロファージ顆粒球正解ｃ解説トロンボポエチンは肝臓や骨髄で産生され、巨核球前駆細胞の分化を促進し、血小板数を増加させる。

2011-09-12

13. 赤芽球前駆細胞の増殖を促進するのはどれか。

11サイトカイン

M-CSF GM-CSF G-CSF TPO EPO 正解e 解説a) 赤芽球前駆細胞に働き増殖を促進するのはエリスロポエチン（EPO)である。

2011-09-12

12. 増殖因子受容体のチロシンキナーゼ活性を阻害するのはどれか。

11サイトカイン

IFN-γ アダリムマブエリスロポエチンゲフィチニブ G-CSF 正解d 解説a) 増殖因子受容体のシグナルを遮断する薬剤は、抗がん剤として活用されているものがある。a)インターフェロンγは腎がんや白血病などに有効なサイトカインである。アダリムマブはTNF-αの…

2011-09-12

11. チロシンキナーゼ活性をもつのはどれか。

11サイトカイン

インスリン様増殖因子-1 STAT gp130 EGF受容体ケモカイン受容体正解d 解説a)増殖因子そのものであり、キナーゼ活性はもたない。b)JAKによって活性化される転写因子である。リン酸化されるがキナーゼ活性は無い。c)サイトカイン受容体を構成するが、チロシ…

2011-09-12

10. 成長ホルモン依存性の増殖因子はどれか。

11サイトカイン

上皮増殖因子（EGF）血小板由来増殖因子（PDGF）インスリン様増殖因子１（IGF-1）肝細胞増殖因子（HGF）繊維芽細胞増殖因子（FGF）正解ｃ解説a) インスリン様増殖因子(IGF）は良く似た2種類がある。IGF-1は成長ホルモンに依存して肝臓で合成され、細胞…

2011-09-12

9. IL-1受容体について正しいのはどれか。

11サイトカイン

チロシンキナーゼドメインをもつ。 Toll様受容体と相同性の高い領域を持つ。コモンγ鎖と二量体をつくる。三量体Gタンパク質を活性化する。 I型サイトカイン受容体に属する。正解b 解説a) IL-1受容体はIV型サイトカイン受容体に属する。細胞内にToll様受容…

2011-09-12

8. １型サイトカイン受容体について正しいのはどれか。

11サイトカイン

7回膜貫通型受容体である。単量体でシグナルを伝える。インターフェロン受容体が属する。 WSXWSモチーフをもつ。 IL-2受容体はコモンβ鎖を含む。正解d 解説 a) 1型サイトカイン受容体はIL-2〜9, 11〜13、など多くのサイトカインのリガンドである。単一の…

2011-09-12

7. 炎症の際に白血球を遊走させるのはどれか。

11サイトカイン

ケモカイン EPO IGF-1 INF-γ TPO 正解a 解説a) 正解肢。ケモカインは白血球を遊走させる絵活性を持つ。b) 赤芽球の増殖に関与する。c) 成長ホルモン依存性の増殖因子である。d)抗ウイルス活性、抗腫瘍活性を持つ。e)巨核球の増殖分化に関与し血小板を増加さ…

2011-09-12

6. 抗ウイルス活性を示すものはどれか。

11サイトカイン

EPO TNF-α IFN-γ IL-1 IL-2 正解ｃ解説インターフェロンγ（INF-γ）は抗ウイルス活性を示すものとして有名。ウイルス肝炎の治療に臨床的に応用されている。

2011-09-12

5. IL-1について正しいのはどれか。

11サイトカイン

ケモカインの一種である。核内受容体に結合する。主に活性化T細胞が産生する。炎症反応を誘導する。リウマチの治療に組み換え形製剤が用いられる。正解d 解説a) IL-1は代表的な炎症性サイトカインである。ケモカインの特徴を持っていない。b) IL-1受容…

2011-09-12

4. TNF−αの特徴について正しいのはどれか。

11サイトカイン

主にリンパ球（Th2）が産生する。アポトーシスシグナルを伝達する。７回膜貫通型受容体に結合する。炎症反応を抑制する。抗ウイルス活性をもつ。正解b 解説IL-1と並んで代表的な炎症性サイトカインである。a) 単球、マクロファージが産生する。b) 受容…

2011-09-12

3. 炎症反応の誘導に重要なのはどれか。

11サイトカイン

IL-1 IL-2 IL-4 IL-5 IL-6 正解a 解説炎症反応を惹起するサイトカインとしてIL-1、TNF-αを記憶しておく。

2011-09-12

2. サイトカインの特徴として正しいのはどれか。

11サイトカイン

内分泌細胞が産生する。脂質の誘導体である。刺激に応じて一過性に産生される。核内受容体に結合する。血流を介して伝播する。正解ｃ解説a) 内分泌細胞が産生する生理活性分子をホルモンという。サイトカインは様々な細胞で一過性に産生される。b) サ…

2011-09-12

1. 細胞間コミュニケーションで正しいのはどれか。

11サイトカイン

内分泌の標的細胞には受容体が不要である。接触型伝達では多数の細胞に同時に情報を伝える。傍分泌のコミュニケーションは局所的である。シナプス性伝達は情報の到達距離が最も短い。自己分泌は常に抑制的に働く。正解ｃ解説 a) 内分泌はホルモン産生…

2011-09-12

講義資料のダウンロード（サイトカインと増殖因子）

講義資料のダウンロード