11. 脂肪酸の活性化反応を触媒するのはどれか。

  1. アシルCoAデヒドロゲナーゼ
  2. アシルCoAシンテターゼ
  3. トランスロカラーゼ
  4. カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ1
  5. チオラーゼ
正解
解説
脂肪酸の異化反応の最初のステップはATPを用いたアシルCoAシンテターゼの反応による脂肪酸の活性化である。アシルCoAデヒドロゲナーゼはFADを補酵素としたβ酸化の最初の反応である。トランスロカラーゼミトコンドリアの内膜に存在しアシルカルニチンとカルニチンの対向輸送を行う。カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ1はミトコンドリア外膜酵素でアシルCoAをアシルカルニチンに変換する。チオラーゼはβ酸化で3-ケトアシルCoAのから炭素数が二つ短いアシル基をCoAに転移する活性をもつ。