19. グルカゴンについて正しいのはどれか。

  1. 高血糖は膵A細胞からのグルカゴンの放出を増加させる。
  2. グルカゴンレベルは高タンパク質の摂取後減少する。
  3. グルカゴンは肝細胞におけるcAMPの細胞内レベルを増加させる。
  4. グルカゴンは低血糖を防ぐ唯一のホルモンである。
  5. グルカゴンは肝臓によるケトン体の形成を抑制する。
正解
解説
グルカゴンは血糖が低下すると分泌され、上昇すると分泌が減少する。高タンパク質、高アミノ酸の摂取はグルカゴンの分泌を促進する。グルカゴンのシグナルはアデニル酸シクラーゼの活性化を介してcAMP濃度を上昇させる。他にアドレナリン、甲状腺ホルモンなど複数のホルモンが血糖を上昇させる。脂肪組織のトリグリセリド分解を促進するので,ケトン体合成を促進する。