19. グルカゴンについて正しいのはどれか。
- 高血糖は膵A細胞からのグルカゴンの放出を増加させる。
- グルカゴンレベルは高タンパク質の摂取後減少する。
- グルカゴンは肝細胞におけるcAMPの細胞内レベルを増加させる。
- グルカゴンは低血糖を防ぐ唯一のホルモンである。
- グルカゴンは肝臓によるケトン体の形成を抑制する。
- 正解
- c
- 解説
- グルカゴンは血糖が低下すると分泌され、上昇すると分泌が減少する。高タンパク質、高アミノ酸の摂取はグルカゴンの分泌を促進する。グルカゴンのシグナルはアデニル酸シクラーゼの活性化を介してcAMP濃度を上昇させる。他にアドレナリン、甲状腺ホルモンなど複数のホルモンが血糖を上昇させる。脂肪組織のトリグリセリド分解を促進するので,ケトン体合成を促進する。