97

97-01:希薄溶液の束一的性質で無いのはどれか。1つ選べ。

蒸気圧降下 凝固点降下 沸点上昇 表面張力低下 浸透圧

97-02:ある化合物の25℃における分解が、半減期3日の一次反応に従うとする。この化合物100mgを6日間、25℃で保存したときの残存量として、正しいのはどれか。1つ選べ。

17mg 25mg 33mg 50mg 75mg

97-03:Ag2CrO4の溶解度がS(mol/L)であるとき、溶解度積(Ksp)と溶解度の関係式として、正しいのはどれか。1つ選べ。

Ksp=2S Ksp=S2 Ksp=2S2 Ksp=2S3 Ksp=4S3

97-04:電気泳動において、イオン性物質の移動速度と比例するのはどれか。1つ選べ。

イオン性物質の半径 イオン性物質の電荷 溶液の粘度 溶液のpH 電極間の距離

97-05:紫外可視吸光度測定法において、吸光度と比例するのはどれか。1つ選べ。

透過度 透過率 試料の濃度 比吸光度の対数 モル吸光係数の対数

97-209 プラバスタチンナトリウムは、生体内で3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルCoA(HMG-CoA)からメバロン酸が生成する反応を触媒する酵素Aに作用する。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

酵素AがHMG-CoAを還元すると、メバロン酸が生成する。 HMG-CoA及びメバロン酸の矢印で示した不斉炭素原子は、いずれもS配置である。 プラバスタチンナトリウムは□で囲んだ部分がHMG-CoAとの構造類似性が高いため、酵素Aを競合阻害する。 プラバスタチンナ…

97-211 レボドパとその関連化合物に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

レボドパの名称は (S)−3−(3,4−dihydroxyphenyl) valineである。 レボドパは副腎皮質でトリプトファンから合成される。 レボドパが脱炭酸されると、ドパミンが生じる。 ドパミンのベンジル位がヒドロキシ化されるとアドレナリンが生じる。 ノルアドレナリン及…

97-213 痛風発作の原因となる化合物の構造はどれか。1つ選べ。

97-217 コレステロール及びリポタンパク質に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

健常人の血清中で、総コレステロールの50%以上は低密度リポタンパク質 (LDL) に含まれる。 健常人の血清中では、コレステロールのエステル型は遊離型よりも多く存在する。 血中の大部分のコレステロールエステルは、レシチン:コレステロールアシルトランス…

97-220 糖代謝に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

血液中のD-グルコースは、脳の活動にとって必須の物質である。 筋肉で生成した乳酸は、肝臓に運ばれてD-グルコースヘと変換される。 グリコーゲンは、UDP-グルコ一スを基質とし、グリコーゲンシンターゼの作用により合成される。 筋肉では、グリコーゲンが分…

97-223 イマチニブが作用する標的タンパク質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

染色体転座により生成するキメラタンパク質である セリン又はトレオニンをリン酸化する活性を有する。 持続的なキナーゼ活性を有する。 Gタンパク質の一種で、細胞増殖を制御する。

97-05 紫外可視吸光度測定法において、吸光度と比例するのはどれか。1つ選べ。

透過度 透過率 試料の濃度 比吸光度の対数 モル吸光係数の対数

97-97 高LDLコレステロール血症に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

食事直後に結成LDLコレステロール値が上昇する。 血清がクリーム状である。 LDL受容体機能不全が原因となる。 冠動脈疾患の危険因子とはならない。 甲状腺機能亢進症に合併する。

97-117遺伝子に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

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1 点突然変異の結果、コードされるアミノ酸が変化するものをナンセンス変異とよぶ。 2 DNAの相同組換えを利用し、特定の遺伝子を破壊したノックアウトマウスを作製できる。 3 一塩基多型 (SNP) は、薬物代謝酵素活性の個体差の原因となることがある。 4 複数…

97-116真核細胞における遺伝子の転写及びその生成物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

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1 メッセンジャーRNA (mRNA) は細胞質で合成される。 2 RNAは、1種類のRNAポリメラーゼにより合成される。 3 合成されたmRNAの5'末端にはキャップ構造が、また、3'末端にはポリAがそれぞれ付加される。 4 成熟mRNAにはイントロンが含まれる。 5 RNAポリメラ…

97-115酵素に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

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1 酵素は、反応に必要な活性化エネルギーを低下させ、反応速度を増加させる。 2 ミカエリス (Michaelis) 定数が小さいほど、基質と酵素との親和性が高い。 3 最適pHとは、酵素活性が最大になる反応系のpHのことである。 4 酵素は、競合阻害剤と不可逆的に結…

97-114下図に示すヒトのバソプレシンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

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1 下垂体前葉から分泌されるホルモンである。 2 腎臓に作用して水の再吸収を促進する。 3 エドマン (Edman) 分解を行うと、最初にグリシン残基が切断される。 4 カルボキシ末端のアミノ酸残基は、翻訳後修飾を受けている。 5 塩基性アミノ酸は含まれていない…

97-113ほ乳類細胞の細胞膜を介した物質移動に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

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1 細胞膜の透過性は分子やイオンの大きさに依存するので、H+は自由に移動できる。 2 酸素分子は、細胞内外の濃度勾配に従って単純拡散により移動する。 3 細胞膜にあるCa2+ポンプ(P型Ca2+−ATPアーゼ)は、細胞外のCa2+を細胞内へ輸送する。 4 多くの細胞に…

97-44ヒトの肝臓において、薬物の酸化、還元、加水分解、抱合の全ての代謝反応が行われる細胞内小器官はどれか。1つ選べ。

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1 核 2 ゴルジ体 3 小胞体 4 ミトコンドリア 5 リソソーム

97-42薬物の生体膜透過機構のうち、トランスポーターを介するが、ATPの加水分解で産生されるエネルギーを必要としないのはどれか。1つ選べ。

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1 単純拡散 2 促進拡散 3 一次性能動輸送 4 二次性能動輸送 5 膜動輸送

97-21癌抑制遺伝子はどれか。1つ選べ。

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1 src 2 fos 3 kit 4 H-ras 5 p53

97-16過剰に摂取すると、悪心、嘔吐、頭痛などを主症状とする急性中毒を起こすのはどれか。1つ選べ。

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1 ビタミンA 2 ビタミンB12 3 ビタミンD 4 ビタミンE 5 ビタミンK

97-11ホルモンとその作用との対応のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

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1 ガストリン -------------- 胃酸分泌の抑制 2 セクレチン -------------- HCO3−を多く含む膵液の分泌促進 3 カルシトニン ----------- 血中Ca2+ の減少 4 インスリン -------------- 血中グルコースの減少 5 アルドステロン --------- 腎臓におけるNa+ 及…

97-14セロトニンの生合成の前駆体はどれか。1つ選べ。

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1 アラキドン酸 2 L-チロシン 3 コリン 4 L-トリプトファン 5 L-ヒスチジン

97-13DNAの構造について、正しいのはどれか。1つ選べ。

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1 構成塩基は、アデニン、グアニン、シトシン及びウラシルである。 2 アデニンと対をなす塩基はグアニンである。 3 構成糖としてD-リボースを含む。 4 ヒトの染色体DNAは環状構造をとる。 5 生理的条件下では主に右巻きらせん構造をとる。

97-12原核生物はどれか。1つ選べ。

1 赤痢アメーバ 2 黄色ブドウ球菌 3 インフルエンザウイルス 4 皮膚糸状菌 5 マラリア原虫