81. DNAフォトリアーゼとは、、、

紫外線によるDNAの構造変化と修復についての問題。
紫外線はDNAで２つのピリミジン（特にチミン）が並んでいるところにピリミジン二量体をつくる。塩基が結合してしまうため、DNAの複製を行うときにDNAポリメラーゼが読み取れなくなる。フォトリアーゼという酵素は光のエネルギーを使ってピリミジン二量体を開裂させ元に戻す反応を触媒する。起きた変異を元に戻すという意味で直接修復系とよばれる。
フォトリアーゼは教科書にも出ているが、CBT問題としては難しすぎるように感じる。
ちなみに、DNA鎖の伸長反応はDNAポリメラーゼ、逆転写反応は逆転写酵素、ポリペプチドの伸長反応はリボソーム（ペプチジル基転移酵素）、DNA二重らせんの巻き戻しはDNAヘリカーゼが触媒する。