2011-01-16 85. アシルCoAの酸化 CBT 「アシルCoAの酸化」の意味が分かるかどうか。要するにβ酸化のことですが。 脂肪酸をエネルギーに変換するにはまず 脂肪組織から「ホルモン感受性リパーゼ」で切り出す。(この反応が実質的な律速) アシルCoAシンテターゼによる活性化(ATP消費) カルニチン依存性にミトコンドリアマトリックスに運ぶ(マロニルCoAによる阻害) β酸化により多量のアセチルCoAに変換(FADH2、NADH生成) グリセロール ホルモン感受性リパーゼの反応によりトリグリセリドから生ずる。糖原性化合物である。 マロニルCoA アセチルCoAカルボキシラーゼにより生じる。脂肪酸合成の重要な中間体である。アシルCoAをミトコンドリアに運ぶ反応を阻害する。 ピルビン酸、乳酸 脂肪酸の代謝経路には出てこない。糖質の過剰摂取により生ずる余剰のピルビン酸がアセチルCoA、クエン酸を経由して脂肪酸合成の原料となる。乳酸はピルビン酸が乳酸脱水素酵素により還元されて生じる。