21. 代謝の原則として当てはまるのはどれか。

  1. 代謝経路は全体として可逆的である。
  2. 経路の真ん中付近の不可逆な反応で反応の進む向きが決まる。
  3. 代謝経路は特定の細胞内区画に限定される。
  4. 代謝経路の全ての反応が精緻な調節を受ける。
  5. 生体内の代謝は全て酸化反応である。
正解
c
解説
異化の過程は、自由エネルギーを放出する吸エルゴン的な酸化反応で、ATPの合成と共役して複雑な分子を単純な分子に分解する過程である。また、代謝経路は特定の細胞内区画に限定されることが多い。一連の代謝経路の中で、調節しやすい反応(律速段階)のみが調節を受ける。酸化反応と還元反応は裏表の関係にある。