48. 個人差をヒトの個体識別に用いることが出来るのはどれか。

  1. 染色体の核型
  2. ミニサテライトの繰り返し回数
  3. 散在反復配列の出現頻度
  4. 介在配列の長さ
  5. ゲノム全体の遺伝子数
解説
ミニサテライトとは10塩基対程度の長さの単位が繰り返し並んでいる構造を指し、繰り返しの回数に個人差がみられるため、親子鑑定や法医学的な個人の識別に用いることができる。a:染色体の核型は多くの場合は正常核型を示すので、一般的には個人を識別することはできない。b:正解肢。c:散在反復配列はゲノム内におびただしい数存在し、出現頻度は個人識別に使うことはできない。d:介在配列(イントロン)の長さは個人差が無い。eゲノムの遺伝子の数も個人差が無いのが普通である。
解答