3. 肺炎双球菌の形質転換実験で、形質転換物質がタンパク質ではないことを示す事実はどれか。

  1. S型の肺炎双球菌を注入したマウスは死亡する。
  2. 熱処理により得られたS型の菌体成分を注入したマウスは生存する。
  3. 熱処理により得られたS型の菌体成分はR型の肺炎双球菌をS型に変化させる。
  4. タンパク質分解酵素で処理したS型の菌体成分はR型をS型に変化させる。
  5. DNA分解酵素で処理したS型の菌体成分はR型をS型に変化させない。
解説
練習問題5の改作。正答率93.5%。Averyは遺伝物質がタンパク質ではなくDNAであることを正目うするために、タンパク質分解酵素とDNA分解酵素を用いてS型肺炎双球菌の菌体成分を処理した。タンパク質分解酵素による処理(d)は遺伝子導入実験に影響しなかったことは、遺伝物質がタンパク質でないことの根拠となる。
解答