図に示した5つの反応(a~e )について24-26の問に答えなさい。
24. 酸化還元反応はどれか。
解答:a、c
25. 基質レベルのリン酸化反応によるATP合成と共役するのはどれか。2つ選べ。
解答:d(一つのみ)
26. 異性化反応はどれか。
解答:b、e
- 解説
- a:ピルビン酸を還元し乳酸にする酸化還元反応(乳酸デヒドロゲナーゼ)である。
- b:ジヒドロキシアセトンリン酸(ケトン)をグリセルアルデヒド3-リン酸(アルデヒド)に組み替える異性化反応(トリオースリン酸イソメラーゼ)である。
- c:グリセルアルデヒド3-リン酸を酸化して1,3-ビスホスホグリセリン酸(カルボン酸)にする酸化還元反応(グリセルアルデヒド3-リン酸デヒドロゲナーゼ)である。
- d:1,3-ビスホスホグリセリン酸の高エネルギーリン酸基(1位)をADPに転移する基質レベルのリン酸化反応で3-ホスホグリセリン酸を生ずるリン酸基転移反応(ホスホグリセリン酸キナーゼ)である。
- e:3-ホスホグリセリン酸のリン酸基を2位に移動させて2-ホスホグリセリン酸とする分子内基の転移(ムターゼ、異性化)反応である。