2012-10-29 14. カルニチン依存性アシル基輸送について正しいのはどれか。 カルニチンとアシルカルニチンが共輸送される。 マロニルCoAにより阻害される。 能動輸送である。 カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼIIが律速である。 トランスロカラーゼは外膜酵素である。 正解b 解説脂肪酸のβ酸化はミトコンドリアマトリックスで起こる。脂肪酸をミトコンドリア内膜をくぐらせるために、アシルCoAとして活性化したあと、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼI(外膜酵素)が律速となる反応でアシルカルニチンとし、トランスロカラーゼでカルニチンと対向輸送する。アシルカルニチンとしてマトリックスに入ったあと、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼII(内膜酵素)によりアシルCoAにもどされ、β酸化の基質となる。カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼIはマロニルCoAにより阻害される。