2012-10-02から1日間の記事一覧

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27. クエン酸回路で酸化的脱炭酸反応の基質となるのはどれか。2 つえらべ。

正解bc 解説クエン酸回路の酸化的脱炭酸反応は、イソクエン酸デヒドロゲナーゼと、2-オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼのことである。したがって、イソクエン酸、2-オキソグルタル酸が各々の基質となる。

26. 2- オキソ酸はどれか。

スクシニル CoA コハク酸 オキサロ酢酸 イソクエン酸 リンゴ酸 正解c 解説2-オキソ酸とはカルボン酸のうちカルボキシ基の隣の炭素がケト基となっているもので、代謝経路ではピルビン酸、オキサロ酢酸、2-オキソグルタル酸が該当する。

25. 炭素数5のクエン酸回路中間体はどれか。

スクシニル CoA コハク酸 2-オキソグルタル酸 イソクエン酸 リンゴ酸 正解b 解説炭素数6のクエン酸から連続する二段階の酸化的脱炭酸反応で炭素数が4に減る。脱炭酸反応が続くので、炭素数5となるのは八段階のクエン酸回路の反応の中で2-オキソグルタル…

24. 脱炭酸反応はどれか。二つ選べ。

スクシニル CoA → コハク酸 2-オキソグルタル酸 → スクシニル CoA イソクエン酸 → 2-オキソグルタル酸 コハク酸 → フマル酸 フマル酸 → リンゴ酸 正解bc 解説炭素数6のクエン酸はイソクエン酸に異性化された後、二段階の酸化的脱炭酸反応で炭素数4となる…

23. ビタミンB1を補酵素とする酵素はどれか。

リンゴ酸デヒドロゲナーゼ フマル酸ヒドラターゼ 2-オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼ イソクエン酸デヒドロゲナーゼ クエン酸シンターゼ 正解c 解説2-オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼは、ピルビン酸デヒドロゲナーゼと同様に複合体を形成し、同様の反応…

22. FADを補欠分子族として含むものを2つ選べ。

コハク酸デヒドロゲナーゼ ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体 イソクエン酸デヒドロゲナーゼ リンゴ酸デヒドロゲナーゼ 乳酸デヒドロゲナーゼ 正解ab 解説コハク酸デヒドロゲナーゼはFADを補酵素とする。ピルビン酸デヒドロゲナーゼ、および(選択肢には入…

21. クエン酸回路1回転あたり産生される還元型補酵素の分子数はどれか。

1 2 3 4 5 正解d 解説 クエン酸回路には酸化還元反応が4つあり、4つの還元型補酵素が産生される。内訳はNADHが3つ、FADH2がひとつ。クエン酸回路の反応は、普通アセチルCoAから始まり、教科書にはピルビン酸からと言うようなことが書いてあることがある…

20. クエン酸回路の酵素群が局在するのはどこか。

ミトコンドリア 細胞核 細胞質の液性画分 粗面小胞体 ゴルジ装置 正解a 解説 クエン酸回路はミトコンドリアマトリックスに局在する。8つの酵素のうち、コハク酸デヒドロゲナーゼのみがミトコンドリア内膜にはまり込んでいる。

19. クエン酸回路によるアセチルCoAの酸化を減少させる条件はどれか。

低ATP/ADP比 NADH/NAD+比の低下 酸素欠乏 AMPの高濃度 低GTP/GDP比 正解dc 解説クエン酸回路はATPが十分にある状況、NADが十分に還元されている状況で活性が低下する。酸素欠乏ではNADHの酸化が円滑におこなわれず、クエン酸回路の反応は低下する。GTPの比…

18. イソクエン酸デヒドロゲナーゼを活性化するのはどれか。

ATP NADH ADP スクシニルCoA アセチルCoA 正解c 解説 ATP、NADHが抑制し、ADP、カルシウムイオンが促進する。

17. ピルビン酸の酸化的脱炭酸を促進するのはどれか。

NADH アセチル-CoA ATP Ca2+ グルカゴン 正解d 解説 ピルビン酸デヒドロゲナーゼ(PDH)はクエン酸回路の燃料となるアセチルCoAを作る反応を触媒し、ATPの需要に応える。またNAD+を還元してNADHが出来る。アセチルCoA、ATP、NADHはいずれもPDHの反応を抑制…

16. クエン酸回路において触媒的役割を果たす中間体はどれか。

コハク酸 イソクエン酸 オキサロ酢酸 フマル酸 クエン酸 正解c 解説 クエン酸回路の反応は、アセチルCoAが基質、オキサロ酢酸が触媒で、回路全体として1つの触媒機関として働いていると見なすことが出来る。オキサロ酢酸は基質を受容して、反応の結果再生…

15. 細胞質に輸送され脂肪酸合成の材料になるクエン酸回路の中間体はどれか。

クエン酸 イソクエン酸 2-オキソグルタル酸 コハク酸 オキサロ酢酸 正解a 解説余剰のグルコースは解糖系でピルビン酸に変換され、ピルビン酸デヒドロゲナーゼでアセチルCoAとなったあと、クエン酸に変換されてミトコンドリアから運び出され、脂肪酸合成の原…

14. クエン酸回路の中間体で高エネルギー化合物はどれか。

クエン酸 イソクエン酸 cis-アコニット酸 スクシニルCoA コハク酸 正解d 解説2-オキソグルタル酸の酸化的脱炭酸により高エネルギー結合をもったスクシニルCoAが生ずる。次の反応はスクシニルCoAシンテターゼによって高エネルギーのリン酸化合物の中間体を経…

13. クエン酸回路の補充反応として最も重要なのはどれか。

ピルビン酸 → アセチルCoA アスパラギン酸 → オキサロ酢酸 グルタミン酸 → 2-オキソグルタル酸 アラニン → ピルビン酸 ピルビン酸 → オキサロ酢酸 正解e 解説 クエン酸回路は同化的な役割で中間体が消費されるため、円滑に反応を進めるために中間体を補充す…

12. マロン酸の存在下で蓄積するクエン酸回路の中間体はどれか。

クエン酸 オキサロ酢酸 コハク酸 リンゴ酸 フマル酸 正解c 解説 マロン酸はコハク酸デヒドロゲナーゼの阻害剤である。従ってマロン酸の存在によりコハク酸が消費されずに蓄積する。

11. クエン酸回路の調節酵素はどれか。

アコニターゼ 2-オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼ スクシニルCoAシンテターゼ コハク酸デヒドロゲナーゼ フマラーゼ 正解b 解説 酸化的脱炭酸反応のステップが調節を受ける。イソクエン酸デヒドロゲナーゼ、2-オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼ(α-ケトグ…

10. クエン酸回路の役割といえないのはどれか。

脂肪酸合成の材料を供給する。 アセチルCoAのアセチル基の電子をNAD+とFADに渡す。 ヘムの材料を供給する。 過剰のアセチルCoAを糖新生経路に導く。 過剰のピルビン酸を処理する。 正解d 解説aクエン酸が脂肪酸合成の原料となる。bとeの選択肢は異化反応に…

9. ピルビン酸デヒドロゲナーゼと同様の反応機構で酸化的脱炭酸を触媒するのはどれか。

コハク酸デヒドロゲナーゼ リンゴ酸デヒドロゲナーゼ イソクエン酸デヒドロゲナーゼ 乳酸デヒドロゲナーゼ 2-オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼ 正解e 解説ピルビン酸と2-オキソグルタル酸(α-ケトグルタル酸)はともにα−ケト酸(2-オキソ酸)であり、両方…

8. クエン酸回路の化学量論的な基質はどれか。

アセチルCoA 二酸化炭素 クエン酸 オキサロ酢酸 ピルビン酸 正解a 解説クエン酸回路ではアセチルCoAのアセチル基がオキサロ酢酸に渡され、クエン酸回路を一回りする間に2分子の二酸化炭素に酸化される。すなわち、クエン酸回路全体を見た場合、アセチルCoA…

7. 基質レベルのリン酸化と共役する反応はどれか。

スクシニルCoA → コハク酸 2-オキソグルタル酸 → スクシニルCoA イソクエン酸 → 2-オキソグルタル酸 コハク酸 → フマル酸 フマル酸 → リンゴ酸 正解a 解説順に、スクシニルCoAシンテターゼ、2-オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼ、イソクエン酸デヒドロゲナ…

6. クエン酸回路でFADを還元する反応を触媒するのはどれか。

イソクエン酸デヒドロゲナーゼ コハク酸デヒドロゲナーゼ 2-オキソグルタル酸デヒドロゲナーゼ リンゴ酸デヒドロゲナーゼ フマル酸ヒドラターゼ 解説 クエン酸回路で酸化還元反応に関与する酵素は4つあり、反応の結果FADを還元する反応はコハク酸デヒドロゲ…

5. ピルビン酸の酸化的脱炭酸反応を阻害するのはどれか。

CoA-SH NAD+ アセチルCoA Ca2+ ADP 正解c 解説ピルビン酸の酸化的脱炭酸反応(ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体 PDH)はピルビン酸をクエン酸回路に入れるためにアセチルCoAを作る。そのため、余剰のアセチルCoAで反応は阻害される。細胞内が酸化的になっ…

4. ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体の補酵素のうちE2の基質はどれか。

リポアミド チアミンピロリン酸(TPP) 補酵素A(CoA-SH) ニコチンアデニンジヌクレオチド(NAD+) フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD) 正解c 解説 E2はジヒドロリポアミドアセチルトランスフェラーゼの名前の通り、ジヒドロリポアミドにアセチル基を…

3. ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体のE1の補欠分子族はどれか。

リポアミド チアミンピロリン酸(TPP) 補酵素A(CoA-SH) ニコチンアデニンジヌクレオチド(NAD+) フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD) 正解b 解説ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体はE1, E2, E3がよりなる。そのうちE1にはチアミンピロリン酸(ビタ…

2. ピルビン酸のミトコンドリア内膜輸送について正しいのはどれか。

単純拡散による アセチルCoAに変換されて通過する。 促進拡散による。 プロトンとの交換輸送共輸送である。 ナトリウムとの共輸送である。 正解d 解説解糖系で生じたピルビン酸をクエン酸回路で酸化するには、まずピルビン酸をミトコンドリア内膜を通過させ…

1. ミトコンドリアに局在する反応経路はどれか。

ペントースリン酸回路 解糖系 脂肪酸合成 クエン酸回路 尿素回路 正解d 解説ペントースリン酸回路、解糖系、脂肪酸合成経路はいずれも細胞質に局在する。クエン酸回路は主にミトコンドリアのマトリックス、尿素回路はミトコンドリアと細胞質にまたがる。

2012年10月01日のツイート

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