10生化3

152. 黄疸について正しいのはどれか。

血漿中ビリルビン濃度の低下を反映する。 腎不全の初期症状である。 多量の輸血は非抱合型ビリルビン濃度の上昇をもたらす。 肝不全では黄疸は解消する。 胆石による肝後性黄疸では尿中ウロビリノーゲンは増加する。

151. ヘムの異化について正しいのはどれか。

ヘムオキシゲナーゼによって開環する。 主に脳組織で分解が進む。 膵液中に分泌される。 腸管内で抱合反応を受ける。 ビリルビンは無色透明である。 (選択肢変更)

150. ポルフィリンについて正しいのはどれか。

4分子のイミダゾールが環状構造となる。 2価鉄イオンを結合してヘムとなる。 分解されて糖代謝経路に入る。 ビタミンの一種として食事から摂取する。 アラニンとトレオニンから合成する。

149. アンギオテンシンIIについて正しいのはどれか。

糖タンパク質である。 リポキシゲナーゼにより活性化される。 レニンは合成を抑制する。 アルドステロンの分泌を促進する。 血圧を下げる作用がある。 (選択肢訂正)

148. 非ステロイド性抗炎症薬について正しいのはどれか。

プロスタグランジンを分解する。 プロスタグランジンを修飾する。 ホスホリパーゼを阻害する。 シクロオキシゲナーゼを阻害する。 プロスタグランジン受容体のアンタゴニストである。

147. ロイコトリエンについて正しいのはどれか。

プロスタグランジンの分解により生じる。 グルクロン酸抱合体である。 シクロオキシゲナーゼにより活性化される。 コレステロールから生じる。 免疫反応に関与する。

146. プロスタグランジンについて正しいのはどれか。

核内受容体に結合する。 交感神経の伝達物質である。 糖脂質である。 Gタンパク質共役型受容体に結合する。 炭素数は17の飽和脂肪酸である。

145. シクロオキシゲナーゼについて正しいのはどれか。

ロイコトリエン合成の律速である。 アスピリンにより促進される。 COX-1は炎症により発現誘導される。 プロスタグランジン合成に関与する。 膜リン脂質からアラキドン酸を切り出す。

144. プロスタグランジンン受容体の特徴はどれか。

核内受容体 イオンチャンネル型受容体 チロシンキナーゼ関連受容体 Gタンパク質共役型受容体 セリン・トレオニンキナーゼ型受容体

143. ホスホリパーゼA2について正しいのはどれか。

グルカゴンが活性化する。 ジアシルグリセロールを生ずる。 リゾリン脂質を生じる。 サイクリックAMPを加水分解する。 膵液中に分泌される。

140. 図に示すホルモンの名称はどれか。

AB.C. アドレナリン アドレナリン トリヨードチロニン インスリン エストラジオール

139. 疾患とホルモンの組み合わせで誤りはどれか。

アジソン病 ーーー 副腎皮質機能亢進 テタニー ーーー 副腎髄質 バセドウ病 ーーー 甲状腺 巨人症 ーーー 脳下垂体前葉 クッシング病 ーーー 脳下垂体前葉 (問題文訂正)

138. 1型糖尿病の説明として正しいのはどれか。

肥満を伴う インスリン投与が必須 運動療法は禁忌である 妊婦にしばしば見られる 自覚症状に乏しい

137. 糖尿病の合併症といえないのはどれか。

網膜症 腎不全 末梢神経炎 満月様風貌 白内障

136. 受容体キナーゼを活性化するのはどれか。

アドレナリン チロキシン グルカゴン インスリン 甲状腺ホルモン

135. 核内受容体に結合するのはどれか。

アセチルコリン グルカゴン アドレナリン テストステロン 黄体化ホルモン

134. 血糖を下げるのはどれか。

グルカゴン アドレナリン 成長ホルモン インスリン コルチゾール

133. 膵臓から分泌されるのはどれか。

パラトルモン バソプレッシン ガストリン インスリン グルカゴン

132. 最も大きい分子はどれか。

コルチゾール エストラジオール ACTH TSH TRH (選択肢訂正)

131. 糖タンパク質はどれか。

黄体化ホルモン(LH) インスリン オキシトシン アドレナリン 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH) (選択肢訂正)

130. 下垂体前葉ホルモンはどれか。

インスリン 甲状腺刺激ホルモン バソプレッシン 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン オキシトシン

129. 視床下部下垂体系について正しいのはどれか。(問題文、選択肢ともに訂正)

下垂体後葉は前葉の機能を調節する 視床下部は甲状腺の裏側にある ソマトスタチンは成長ホルモンの分泌を抑制する 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンは甲状腺が標的臓器である ACTHは視床下部で合成される

128. ホルモンの特性について正しいのはどれか。

食事より摂取する。 局所で作用する。 微量で作用する。 多糖類が多い。 触媒活性をもつ。 (選択肢d訂正)

127. 疾患と酵素欠損の組み合わせで正しいのはどれか。

フェニルケトン尿症 ーーー ピルビン酸キナーゼ メープルシロップ尿症 ーーー ヒスチダーゼ アルカプトン尿症 ーーー 分枝アミノ酸デカルボキシラーゼ ヒスチジン血症 ーーー グルタミナーゼ ホモシスチン尿症 ーーー シスタチオニンシンターゼ

126. 一酸化窒素合成反応で正しいのはどれか。

アルギニンを基質とする カルシウムは活性を抑制する NAD+を補酵素とする マクロファージのNOS活性は炎症で抑制される アデニル酸シクラーゼを活性化する

125. ヒスチジンを原料とするのはどれか。

セロトニン アドレナリン ノルアドレナリン GABA ヒスタミン

124. グリシンを合成原料として含まないのはどれか。

クレアチン S-アデノシルメチオニン グルタチオン プリン塩基 5-アミノレブリン酸

123. アミノ酸代謝について正しいのはどれか。

糖原性アミノ酸はアセト酢酸を生ずる 分枝アミノ酸は完全なケト原性である 脂肪族側鎖のアミノ酸はケト原性である ピルビン酸に変換されるものは糖原性である ケト原性アミノ酸は糖新生の材料となる

122. アミノ酸と代謝生成物の組み合わせで正しいのはどれか。

Ala ーー 2-オキソグルタル酸 Arg ーー アセト酢酸 Asn ーー アラニンとアセチルCoA Leu ーー スクシニルCoA Lys ーー アセト酢酸

121. メイプルシロップ尿症について正しいのはどれか。

思春期以降に発症する。 芳香族アミノ酸の代謝障害である。 ケトアシドーシスを呈する。 大量のグルタミン酸が尿中に排泄される。 白内障がみられる。