158. プロテアソームによるタンパク質分解について正しいのはどれか。
- 食餌中のタンパク質を分解する反応である。
- 主にユビキチンを分解する。
- ユビキチン-タンパク質リガーゼが不要なタンパク質に目印を付ける。
- ユビキチン化はアルギニンの側鎖に対して起こる。
- ポリユビキチン化されたタンパク質は分解を免れる。
- 正解
- c
- 解説
- プロテアソームは細胞内で不要になったタンパク質をATPのエネルギーを利用して選択的に分解する仕組みである。ユビキチンは進化上極めて良く保存された小さなタンパク質で不要なタンパク質の目印としてユビキチン−タンパク質リガーゼの作用により不要タンパク質のリシン残基に共有結合で結合する。翻訳後修飾の一種である。ユビキチン化されたタンパク質はプロテアソーム複合体で優先的に分解される。