電子伝達系

78. NADPHの説明として正しいのはどれか。

2つのヌクレオチドがグリコシド結合する。 アデノシンの2'位にリン酸が結合している。 細胞内では酸化型が還元型に較べて圧倒的に多い。 ミトコンドリアの電子伝達系で還元される。 乳酸脱水素酵素の補酵素である。

77. 欠乏によりウェルニッケ脳症の原因となるビタミンはどれか。

アスコルビン酸 葉酸 チアミン リボフラビン パントテン酸

76. チアミン欠乏症の検査に用いられる酵素はどれか。

グルコース6-リン酸デヒドロゲナーゼ 6-ホスホグルコノラクトナーゼ 6-ホスホグルコン酸デヒドロゲナーゼ トランスアルドラーゼ トランスケトラーゼ

75. 五炭糖リン酸経路の酸化的過程に関与する酵素はどれか。

フルクトース1,6-ビスホスファターゼ グリセルアルデヒド3-リン酸デヒドロゲナーゼ 6-ホスホグルコン酸デヒドロゲナーゼ トランスアルドラーゼ トランスケトラーゼ

74. 次のうちNADPHが関与しない反応はどれか。

グルタチオンの還元 コレステロールの生合成 グルコース6-リン酸の6-ホスホグルコン酸への転換 肝ミクロソームのシトクロムP-450による水酸化 酸化的リン酸化

73. 五炭糖リン酸経路で脱炭酸反応を触媒するのはどれか。

リブロース5-リン酸エピメラーゼ 6-ホスホグルコノラクトナーゼ グルコース6-リン酸デヒドロゲナーゼ 6-ホスホグルコン酸デヒドロゲナーゼ リブロース5-リン酸イソメラーゼ

72. 解糖と五炭糖リン酸経路に共通な中間体はどれか。

グリセルアルデヒド3-リン酸 6-ホスホグルコン酸 フルクトース1-リン酸 2,3-ビスホスホグリセリン酸 セドヘプツロース7-リン酸

71. 酸化ストレスで正しいのはどれか。

酸素の一電子還元でスーパーオキシドを生ずる。 スーパーオキシドジスムターゼは過酸化水素を還元する。 フェントン反応により過酸化水素は無毒化される。 グルタチオンの還元はNADHに依存する。 ヒドロキシラジカルの毒性は低い。

70. 遺伝的欠損が薬剤により誘発される溶血性貧血の原因となるのはどれか。

6-ホスホグルコノラクトナーゼ グルコース6-リン酸デヒドロゲナーゼ 6-ホスホグルコン酸デヒドロゲナーゼ トランスケトラーゼ トランスアルドラーゼ

69. ペントースリン酸経路の生理的役割として適切なのはどれか。

FADH2の合成 NAD+の還元 NADHの酸化 NADPHの供給 ATPの供給

68. 2,4-ジニトロフェノールが体温を高める理由はどれか。

酸素取り込みとATP形成がともに増加する ATP形成は減少するが,酸素消費は増加する。 ATP形成は増加するが酸素取り込みは変化しない。 ATP形成は減少するが酸素取り込みは変化しない。 酸素取り込みとATP形成がともに減少する。

67. ロテノンが阻害するのはどれか。

NADH-ユビキノンレダクターゼ(複合体穵) コハク酸-ユビキノンレダクターゼ(複合体穸) ユビキノール-シトクロムcレダクターゼ(複合体窂) シトクロムcオキシダーゼ(複合体窊) ATPシンターゼ(複合体窐)

66. シアン化合物が阻害するのはどれか。

NADH-ユビキノンレダクターゼ(複合体穵) コハク酸-ユビキノンレダクターゼ(複合体穸) ユビキノール-シトクロムcレダクターゼ(複合体窂) シトクロムcオキシダーゼ(複合体窊) ATPシンターゼ(複合体窐)

65. アセチルCoA1モルがクエン酸回路と呼吸鎖によって酸化されるとき、酸化的リン酸化で産生されるATPのモル数はどれか。(NADHのP/O比は2.5、FADH2は1.5)

9 10 12 15 18

64. 複合体IIIの特徴として正しいのはどれか。

フラビンを含む。 酸素を直接還元する。 ATPにより駆動される。プロトンポンプである。 シトクロムCを還元する。 NADHから電子を直接受け取る

63. FADを補因子として含むのはどれか。

NADH-ユビキノンレダクターゼ(複合体 I) コハク酸-ユビキノンレダクターゼ(複合体 II) ユビキノール-シトクロムcレダクターゼ(複合体 III) シトクロムcオキシダーゼ(複合体 IV) ATPシンターゼ(複合体 V)

62. ミトコンドリア電子伝達系でCoQから電子を受け取るのはどれか。

NADH-ユビキノンレダクターゼ(複合体 I) コハク酸-ユビキノンレダクターゼ(複合体 II) ユビキノール-シトクロムcレダクターゼ(複合体 III) シトクロムcオキシダーゼ(複合体 IV) ATPシンターゼ(複合体 V)

61. 電子伝達系の成分でFeを含まないのはどれか。

ユビキノン NADH-ユビキノンレダクターゼ(複合体 I) ユビキノール-シトクロムcレダクターゼ(複合体 III) コハク酸-ユビキノンレダクターゼ(複合 II) シトクロムc

60. 電子伝達系の局在する場所はどこか。

滑面小胞体 サイトゾル ミトコンドリア内膜 ミトコンドリアマトリクス ミトコンドリア外膜

91-45 ミトコンドリアの電子伝達系に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

電子がNADHからフラビンタンパク質へ伝達されると、プロトン(H+)が細胞質からミトコンドリア内へ取り込まれる。 補酵素Q(CoQ)は、電子授受に関与する。 シトクロムP450は、ミトコンドリアにおける電子伝達系の主要な成分である。 電子の最終的な受容体…