2009-05-31から1日間の記事一覧

90-58 サイトカインに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

インターロイキン1(IL-1)は、T細胞の増殖を促す。 インターロイキン4(1L-4)は、細胞性免疫反応を増強するヘルパーT細胞の誘導を増強する。 インターフェロンγ(IFNγ)は、体液性免疫反応を増強するヘルパーT細胞の誘導を増強する。 腫瘍壊死因子α(TNFα)は、炎…

90-57 ホルモンに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

エストロゲンは、子宮筋のオキシトシンに対する反応性を低下させる。 成長ホルモンの血中濃度が異常に低いと、未端肥大症を起こす。 セクレチンは、脳下垂体前葉より分泌され、子宮収縮作用を示す。 グルココルチコイドの産生・分泌は、血中コルチコイドによ…

90-56 情報伝達に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

アデニル酸シクラーゼを制御するGsタンパク質共役型受容体にアゴニストが結合すると、アデニル酸シクラーゼ活性は抑制される。 アデニル酸シクラーゼを制御するGiタンパク質共役型受容体にアゴニストが結合すると、アデニル酸シクラーゼ活性は抑制される。 …

90-55 バイオテクノロジーに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

マイクロインジェクション法により、DNAを動物細胞に直接導入して遺伝子産物を発現させることができる。 受精卵に外来性の特定の遺伝子を導入することによって、トランスジェニック動物を作ることができる。 標的遺伝子組換え法により、特定の遺伝子を破壊し…

90-54 遺伝子工学に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

プラスミドは、染色体外で自己複製するDNA分子である。 制限酵素は、特定の塩基配列の部位でDNAを切断する。 DNAリガーゼは、DNA鎖を連結する酵素である。 cDNAには、通常、遺伝子のイントロン部分が含まれている。 サザンプロット法は、抗体を用いて特定の…

90-53 DNAの複製に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

原核細胞には、真核細胞で見られるDNAの複製の際生じるエラーを修復する機構が存在しない。 DNAポリメラーゼによる複製反応には、プライマーが必要である。 ウリジン三リン酸(UTP)は、DNAポリメラーゼによるDNA合成反応の基質である。 テロメラーゼは多くの…

90-52 細胞内小器官に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

リソソームの内部は酸性で、高分子を分解する酵素が含まれている。 ペルオキシソームでは、脂肪酸や毒物が分解される。 ミトコンドリアでは、嫌気的代謝によるATP合成が行われている。 ゴルジ体は、細胞質の可溶性タンパク質を合成する場である。 ほとんどの…

90-43 脂質の代謝に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

ホスホリパーゼA2は、ホスファチジルコリン(PC)などのリン脂質の極性頭部(PCの場合にはコリン)とリン酸の問を加水分解し、ボスファチジン酸を生じる。 アラキドン酸は、ホスホリパーゼCがアラキドン酸含有リン脂質を加水分解することで生じる。 アラキドン酸…

90-42 グルコースの代謝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

グルコースは、解糖系により2分子のクエン酸に変わる。 ピルビン酸は、好気的条件下、クエン酸回路を経て酸化的リン酸化で水と二酸化炭素に分解される。 ピルビン酸(CH3COCO2H)は、酸化されて乳酸(CH3CHOHCO2H)になる。 乳酸は、オキサロ酢酸に変えられ糖新…

90-41 酵素反応に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

ミカエリス(Michaelis)定数(Km)は、反応速度が最大値(Vmax)の半分となるときの酵素濃度である。 酵素に競合的阻害剤を加えても、Michaelis定数(Km)は阻害剤非存在下と変わらない。 Michaelis定数(Km)が大きいほど、酵素と基質の親和性が低い。 Michaelis-Men…

90-40 核酸に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

リボースリン酸エステル又はデオキシリボースリン酸エステルの糖部分の1’位に、プリン塩基又はピリミジン塩基が結合したものをヌクレオチドという。 遺伝情報を蓄えるデオキシリボ核酸(DNA)は、ヌクレオチドのポリマーで糖部分の3’位と5’位がリン酸で連結さ…

90-39 脂質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

ジアシルグリセロール(ジグリセリド)は、生体内の代表的なエネルギー貯蔵物質である。 グリセロリン脂質(ボスホグリセリド)は、生体膜の主要な脂質成分である。 エルゴステロールは、動物細胞膜の主要な構成成分である。 ヒトの循環系において、トリアシルグ…

90-34 イムノアッセイに関する記述のうち、正しいものはどれか。

紫外可視吸光度測定法に比べてバラツキが少なく、精度が高い定量法と言える。 抗体の特異性が高いので、共存物質の妨害を考慮しなくて良い。 ポリクローナル抗体は使用できない。 B/F分離を必要としない方式がある。 原理上、抗体の標識には放射性物質か酵素…

90-29 電気泳動法に関する記述のうち、正しいものはどれか。

電気泳動移動度は物質に固有であり、温度には依存しない。 同一pHにおけるイオンの移動順序は、泳動液に含まれる成分によって影響を受けない。 pH2.0の泳動液を用いてろ紙電気泳動を行うと、グリシンは負極方向に泳動される。 ポリアクリルアミドゲル電気泳…

90-25 紫外可視吸光度測定法に関する記述のうち、正しいものはどれか。

通例、200nmから600nmまでの範囲の光が物質により吸収される程度を測定する。 吸光度は透過度の逆数の常用対数と定義される。 測定には、モノクロメーターを用いる光電光度計または光学フィルターを用いる分光光度計を使用する。 紫外部か可視部かを問わず、…

90-15 次の反応は、含水溶媒中での亜硝酸(HNO2)による核酸塩基の変換に関するものである。この反応に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

この反応で、シトシンがチミンに変換される。 亜硝酸が反応するのは、Aの段階である。 Bの段階で、酸素分子が反応する。 Bの段階で、窒素ガスが発生する。 この反応で生じる核酸塩基は、RNAの構成塩基である。

90-14 スクロース及びその構成糖に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

スクロースはフェーリング試薬を還元する。 スクロースの水溶液は変旋光を示す。 スクロースのブドウ糖部分はα結合で果糖部分とグリコシドを形成している。 果糖はフェーリング試薬を還元する。 ブドウ糖の水溶液は変旋光を示す。

90-13 アミノ酸、ペプチドに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

アルギニンの等電点は7.0よりも大きい。 ヒスチジンは側鎖にピロール環をもつ。 ペプチド中のジスルフィド結合は、2つのメチオニン残基の酸化により形成される。 ペプチド結合(アミド結合)のC-N結合は部分的に二重結合性を帯びているため、エタンのC-C単結合…