基礎
細菌ウイルスは遺伝子として、2本鎖DNAあるいは2本鎖RNAをもつ。 インフルエンザウイルスは、遺伝子として分節したRNAをもつ。 RNAを遺伝子として持つ動物ウイルスでは、逆転写酵素がコードされているものが多い。
インターロイキン1(IL-1)は、T細胞の増殖を促す。 インターロイキン4(1L-4)は、細胞性免疫反応を増強するヘルパーT細胞の誘導を増強する。 インターフェロンγ(IFNγ)は、体液性免疫反応を増強するヘルパーT細胞の誘導を増強する。 腫瘍壊死因子α(TNFα)は、炎…
エストロゲンは、子宮筋のオキシトシンに対する反応性を低下させる。 成長ホルモンの血中濃度が異常に低いと、未端肥大症を起こす。 セクレチンは、脳下垂体前葉より分泌され、子宮収縮作用を示す。 グルココルチコイドの産生・分泌は、血中コルチコイドによ…
アデニル酸シクラーゼを制御するGsタンパク質共役型受容体にアゴニストが結合すると、アデニル酸シクラーゼ活性は抑制される。 アデニル酸シクラーゼを制御するGiタンパク質共役型受容体にアゴニストが結合すると、アデニル酸シクラーゼ活性は抑制される。 …
マイクロインジェクション法により、DNAを動物細胞に直接導入して遺伝子産物を発現させることができる。 受精卵に外来性の特定の遺伝子を導入することによって、トランスジェニック動物を作ることができる。 標的遺伝子組換え法により、特定の遺伝子を破壊し…
プラスミドは、染色体外で自己複製するDNA分子である。 制限酵素は、特定の塩基配列の部位でDNAを切断する。 DNAリガーゼは、DNA鎖を連結する酵素である。 cDNAには、通常、遺伝子のイントロン部分が含まれている。 サザンプロット法は、抗体を用いて特定の…
原核細胞には、真核細胞で見られるDNAの複製の際生じるエラーを修復する機構が存在しない。 DNAポリメラーゼによる複製反応には、プライマーが必要である。 ウリジン三リン酸(UTP)は、DNAポリメラーゼによるDNA合成反応の基質である。 テロメラーゼは多くの…
リソソームの内部は酸性で、高分子を分解する酵素が含まれている。 ペルオキシソームでは、脂肪酸や毒物が分解される。 ミトコンドリアでは、嫌気的代謝によるATP合成が行われている。 ゴルジ体は、細胞質の可溶性タンパク質を合成する場である。 ほとんどの…
ホスホリパーゼA2は、ホスファチジルコリン(PC)などのリン脂質の極性頭部(PCの場合にはコリン)とリン酸の問を加水分解し、ボスファチジン酸を生じる。 アラキドン酸は、ホスホリパーゼCがアラキドン酸含有リン脂質を加水分解することで生じる。 アラキドン酸…
グルコースは、解糖系により2分子のクエン酸に変わる。 ピルビン酸は、好気的条件下、クエン酸回路を経て酸化的リン酸化で水と二酸化炭素に分解される。 ピルビン酸(CH3COCO2H)は、酸化されて乳酸(CH3CHOHCO2H)になる。 乳酸は、オキサロ酢酸に変えられ糖新…
ミカエリス(Michaelis)定数(Km)は、反応速度が最大値(Vmax)の半分となるときの酵素濃度である。 酵素に競合的阻害剤を加えても、Michaelis定数(Km)は阻害剤非存在下と変わらない。 Michaelis定数(Km)が大きいほど、酵素と基質の親和性が低い。 Michaelis-Men…
リボースリン酸エステル又はデオキシリボースリン酸エステルの糖部分の1’位に、プリン塩基又はピリミジン塩基が結合したものをヌクレオチドという。 遺伝情報を蓄えるデオキシリボ核酸(DNA)は、ヌクレオチドのポリマーで糖部分の3’位と5’位がリン酸で連結さ…
ジアシルグリセロール(ジグリセリド)は、生体内の代表的なエネルギー貯蔵物質である。 グリセロリン脂質(ボスホグリセリド)は、生体膜の主要な脂質成分である。 エルゴステロールは、動物細胞膜の主要な構成成分である。 ヒトの循環系において、トリアシルグ…
紫外可視吸光度測定法に比べてバラツキが少なく、精度が高い定量法と言える。 抗体の特異性が高いので、共存物質の妨害を考慮しなくて良い。 ポリクローナル抗体は使用できない。 B/F分離を必要としない方式がある。 原理上、抗体の標識には放射性物質か酵素…
電気泳動移動度は物質に固有であり、温度には依存しない。 同一pHにおけるイオンの移動順序は、泳動液に含まれる成分によって影響を受けない。 pH2.0の泳動液を用いてろ紙電気泳動を行うと、グリシンは負極方向に泳動される。 ポリアクリルアミドゲル電気泳…
通例、200nmから600nmまでの範囲の光が物質により吸収される程度を測定する。 吸光度は透過度の逆数の常用対数と定義される。 測定には、モノクロメーターを用いる光電光度計または光学フィルターを用いる分光光度計を使用する。 紫外部か可視部かを問わず、…
この反応で、シトシンがチミンに変換される。 亜硝酸が反応するのは、Aの段階である。 Bの段階で、酸素分子が反応する。 Bの段階で、窒素ガスが発生する。 この反応で生じる核酸塩基は、RNAの構成塩基である。
スクロースはフェーリング試薬を還元する。 スクロースの水溶液は変旋光を示す。 スクロースのブドウ糖部分はα結合で果糖部分とグリコシドを形成している。 果糖はフェーリング試薬を還元する。 ブドウ糖の水溶液は変旋光を示す。
アルギニンの等電点は7.0よりも大きい。 ヒスチジンは側鎖にピロール環をもつ。 ペプチド中のジスルフィド結合は、2つのメチオニン残基の酸化により形成される。 ペプチド結合(アミド結合)のC-N結合は部分的に二重結合性を帯びているため、エタンのC-C単結合…
サイトカインの大部分は、それぞれ単一の生理活性を示す。 インターフェロンγは、体液性免疫反応に関与するヘルパーT細胞誘導を促進する。 インターロイキン4は、IgEの産生に重要な役割を果たしている。 インターロイキン1や腫瘍壊死因子α(TNFα)は、炎症反応…
抗体のH鎖定常領域に対する受容体を介して、食細胞は効率よく抗原を取り込むことができる。 免疫グロブリンのL鎖には、γ鎖又はμ鎖がある。 IgEは、抗原と結合したのち、補体を活性化して炎症を起こす。 分泌型IgAは、粘膜面での微生物に対する防御反応に重要…
グルココルチコイドは、肝臓における糖新生を促進する。 インスリンは、脂肪の分解を促進する。 グルカゴンは、肝臓でグリコーゲンのブドウ糖への分解を促進する。 ソマトスタチンは、インスリンの分泌を促進する。
abcd 1 黄体形成ホルモン性腺刺激ホルモンエストラジオールプロゲステロン 2 黄体形成ホルモン性腺刺激ホルモンプロゲステロンエストラジオール 3 卵胞刺激ホルモン黄体形成ホルモンエストラジオールプロゲステロン 4 卵胞刺激ホルモン黄体形成ホルモンプロ…
制限酵素は、特定のヌクレオチド配列を認識し、DNAを特異的な箇所で切断する。 遺伝子のクローニングに用いられるベクターの実体は、DNAである。 リガーゼは、DNAを切断する酵素である。 ヒトの肝臓のcDNAライブラリーには、ヒトゲノムDNAのほとんど全てに相…
DNAの複製は、半保存的である。 DNAポリメラーゼによる複製開始には、プライマーが必要である。 DNAの複製の際に起こるコピーエラーの多くは、DNAポリメラーゼのもつ校正機能によって修正される。 DNAポリメラーゼは、伸長中の鎖の5′-ヒドロキシ末端へのヌク…
核膜はリン脂質の二重層からなる。 好気的酸化によるATP合成は、ミトコンドリア内で行われる。 リソソームは、不要となった細胞成分や細胞が取り込んだ外来物質を分解する。 分泌タンパク質は、細胞膜に結合したリボソーム上で合成される。 核に局在するタン…
ウイルスには、脂質二重膜を有するものがある。 ウイルスには、タンパク質合成系を有するものがある。 アデノウイルスは、DNAを遺伝情報物質としてもっている。 レトロウイルスは、RNAを遺伝情報物質としてもっている。 エイズ(後天性免疫不全症候群)の原因…
真菌は、真核生物である。 大腸菌は、グラム陽性細菌である。 黄色ブドウ球菌のペプチドグリカンには、D-アミノ酸残基が含まれている。 大腸菌のペプチドグリカンには、N-アセチルムラミン酸とN-アセチルグルコサミンが結合した構造が含まれている。 大腸菌…
赤血球の前駆体細胞を骨髄芽球という。 赤血球の産生は、エリスロポエチンにより調節される。 赤血球の平均寿命は、約12日である。 赤血球は、主に脾臓で破壊される。
動物細胞内における遊離プリンからのプリンヌクレオチド生合成には、ホスホリボシルピロリン酸が使われる。 ピリミジンは、酸化されて尿酸となって排泄される。 チミジル酸は、リボチミジル酸からヌクレオチドレダクターゼの作用により生成する。 ジヒドロ葉…