2009-01-01から1年間の記事一覧
この反応で、シトシンがチミンに変換される。 亜硝酸が反応するのは、Aの段階である。 Bの段階で、酸素分子が反応する。 Bの段階で、窒素ガスが発生する。 この反応で生じる核酸塩基は、RNAの構成塩基である。
スクロースはフェーリング試薬を還元する。 スクロースの水溶液は変旋光を示す。 スクロースのブドウ糖部分はα結合で果糖部分とグリコシドを形成している。 果糖はフェーリング試薬を還元する。 ブドウ糖の水溶液は変旋光を示す。
アルギニンの等電点は7.0よりも大きい。 ヒスチジンは側鎖にピロール環をもつ。 ペプチド中のジスルフィド結合は、2つのメチオニン残基の酸化により形成される。 ペプチド結合(アミド結合)のC-N結合は部分的に二重結合性を帯びているため、エタンのC-C単結合…
サイトカインは、細胞質内の受容体に作用し、細胞増殖、分化及び細胞死を決定する。 Th1(1型ヘルパーT細胞)が分泌するインターロイキン2(IL2)とインターフェロンγは、主に細胞性免疫反応の増強に重要な役割を果たす。 Th2(2型ヘルパーT細胞)が分泌する…
バセドウ病(グレーブス病)は甲状腺機能の低下による病気である。 チログロブリンは、チロキシン(T4)の合成に利用される。 T4は、分子内にヨウ素を含んでいる。 T4は、遊離のチロシンがヨウ素化されて生合成される。
アンギオテンシンⅡは、血管平滑筋を弛緩させる。 アンギオテンシンⅡは、副腎皮質でアルドステロンの合成・分泌を促進する。 カブトプリルは、アンギオテンシンIからアンギオテンシンⅡへの変換を阻害する。 レニンは、副腎髄質クロム親和性細胞から分泌される…
多くのステロイドホルモンは、細胞表面受容体を介して作用する。 液性(可溶性)因子を介さない細胞間の接触による情報伝達がある。 オートクリン(自己分泌)機構では、ホルモンが、それを合成した細胞から離れた標的細胞に作用する。 免疫に関与する細胞は…
ES(胚性幹)細胞は、すべての組織の細胞に分化できる能力を持つ。 特定の塩基配列を認識して切断する制限酵素は、遺伝子組換え技術に頻繁に用いられる。 相同組換えを利用して特定の遺伝子を人工的に欠損させたマウスをノックアウトマウスとよぶ。 ほ乳類で…
1つのアミノ酸は、3つの塩基の並び方によって指定され、この遺伝暗号の単位をコドンという。 すべてのアミノ酸は、それぞれ複数のコドンを有する。 終止コドンは、UAA、UAG、UGA、UGGの4種類である。 AUGはメチオニンのコドンである。
tRNA及びrRNAは、それぞれ異なったRNAポリメラーゼで転写される。 mRNAは、最初にヘテロ核RNA(hnRNA)として転写され、スプライシングされて生成される。 mRNAは、成熟の過程で3’末端にポリチミジル酸(poly T)が付加される。 多くのmRNAの5’末端には、キ…
S期進行前にDNA損傷を受けた細胞は、G1期で細胞周期が停止する。 アポトーシスは、核の断片化を伴わない細胞死のことである。 細胞死は、正常な個体発生のために必須の現象である。 S期の進行は、コルヒチンで阻害される。
下垂体前葉 ・・・甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン 視床下部 ・・・甲状腺刺激ホルモン 副腎皮質 ・・・コルチゾール(ヒドロコルチゾン) 精 巣 ・・・テストステロン
電子がNADHからフラビンタンパク質へ伝達されると、プロトン(H+)が細胞質からミトコンドリア内へ取り込まれる。 補酵素Q(CoQ)は、電子授受に関与する。 シトクロムP450は、ミトコンドリアにおける電子伝達系の主要な成分である。 電子の最終的な受容体…
乳酸、ピルビン酸、グリセロール、アミノ酸などの物質からグルコースが産生される経路を糖新生という。 解糖経路は、グルコースがフルクトース−1,6−ビスリン酸を経てピルビン酸となる過程で、ATPを産生する代謝経路である。 クエン酸サイクルは、グルコース…
一般に、酵素反応において、基質の鏡像異性体間に反応速度の差はない。 一般に、酵素による反応の速度は、温度による影響を受けない。 基質以外の物質が酵素の活性部位とは別の部位に結合して酵素活性が変化することを、アロステリック効果とよぶ。 競合阻害…
ビタミンA及びビタミンDは、脂溶性ビタミンである。 ビタミンBl(チアミン)は、チアミン二リン酸の形で糖質代謝系酵素の補酵素として作用する。 ヒトは肝臓でビタミンB2(リボフラビン)を生合成することができる。 ビオチンは、ニコチンアミドアデニンジヌ…
DNA及びRNAを構成する塩基のうち、アデニン、グアニン、シトシンはDNAとRNAの両者に共通であり、残りの1種類はDNAではウラシル、RNAではチミンである。 DNAにはデオキシリボースが、RNAにはリボースが含まれる。 DNAが熱により変性するのは、ホスホジエステ…
開始コドンでコードされるメチオニンは、タンパク質のC末端に位置する。 コラーゲン中のプロリンの多くは、水酸化されている。 タンパク質のリン酸化は、チロシン、セリン又はスレオニン残基で起こる。 ヒストンのリジン残基のアセチル化は、ヒストンのDNAに…
ウシインスリンの3つのジスルフイド結合は、いずれも2本のペプチド鎖を互いに結合させている。 ジスルフイド結合は、メルカプト基の脱水縮合反応で形成される。 ジスルフイド結合を完全に切断して得られる鎖長が短い方のペプチドをEdman分解すると、最初にグ…
サイトカインの大部分は、それぞれ単一の生理活性を示す。 インターフェロンγは、体液性免疫反応に関与するヘルパーT細胞誘導を促進する。 インターロイキン4は、IgEの産生に重要な役割を果たしている。 インターロイキン1や腫瘍壊死因子α(TNFα)は、炎症反応…
抗体のH鎖定常領域に対する受容体を介して、食細胞は効率よく抗原を取り込むことができる。 免疫グロブリンのL鎖には、γ鎖又はμ鎖がある。 IgEは、抗原と結合したのち、補体を活性化して炎症を起こす。 分泌型IgAは、粘膜面での微生物に対する防御反応に重要…
グルココルチコイドは、肝臓における糖新生を促進する。 インスリンは、脂肪の分解を促進する。 グルカゴンは、肝臓でグリコーゲンのブドウ糖への分解を促進する。 ソマトスタチンは、インスリンの分泌を促進する。
abcd 1 黄体形成ホルモン性腺刺激ホルモンエストラジオールプロゲステロン 2 黄体形成ホルモン性腺刺激ホルモンプロゲステロンエストラジオール 3 卵胞刺激ホルモン黄体形成ホルモンエストラジオールプロゲステロン 4 卵胞刺激ホルモン黄体形成ホルモンプロ…
制限酵素は、特定のヌクレオチド配列を認識し、DNAを特異的な箇所で切断する。 遺伝子のクローニングに用いられるベクターの実体は、DNAである。 リガーゼは、DNAを切断する酵素である。 ヒトの肝臓のcDNAライブラリーには、ヒトゲノムDNAのほとんど全てに相…
DNAの複製は、半保存的である。 DNAポリメラーゼによる複製開始には、プライマーが必要である。 DNAの複製の際に起こるコピーエラーの多くは、DNAポリメラーゼのもつ校正機能によって修正される。 DNAポリメラーゼは、伸長中の鎖の5′-ヒドロキシ末端へのヌク…
核膜はリン脂質の二重層からなる。 好気的酸化によるATP合成は、ミトコンドリア内で行われる。 リソソームは、不要となった細胞成分や細胞が取り込んだ外来物質を分解する。 分泌タンパク質は、細胞膜に結合したリボソーム上で合成される。 核に局在するタン…
ウイルスには、脂質二重膜を有するものがある。 ウイルスには、タンパク質合成系を有するものがある。 アデノウイルスは、DNAを遺伝情報物質としてもっている。 レトロウイルスは、RNAを遺伝情報物質としてもっている。 エイズ(後天性免疫不全症候群)の原因…
真菌は、真核生物である。 大腸菌は、グラム陽性細菌である。 黄色ブドウ球菌のペプチドグリカンには、D-アミノ酸残基が含まれている。 大腸菌のペプチドグリカンには、N-アセチルムラミン酸とN-アセチルグルコサミンが結合した構造が含まれている。 大腸菌…
赤血球の前駆体細胞を骨髄芽球という。 赤血球の産生は、エリスロポエチンにより調節される。 赤血球の平均寿命は、約12日である。 赤血球は、主に脾臓で破壊される。
動物細胞内における遊離プリンからのプリンヌクレオチド生合成には、ホスホリボシルピロリン酸が使われる。 ピリミジンは、酸化されて尿酸となって排泄される。 チミジル酸は、リボチミジル酸からヌクレオチドレダクターゼの作用により生成する。 ジヒドロ葉…